高千穂峰・御 鉢 中岳 新燃岳 獅子戸岳 韓国岳 大浪池 夷守岳 硫黄山 烏帽子岳

高千穂峰 (標高1574m)
 霧島東火山群の主峰です。馬の背越えをたどり終わり,高千穂峰へかかる間に一つの浅い谷があり「千里が谷」や別名「天の河原」と呼んでいます。

  正しくは「背門丘」で,約1400年前,霧島神宮が建立せられたと伝えられていますが詳細については不明です。

  古くは瀬多尾権現宮(霧島神宮の前身)があった場所で,御鉢の噴火のためふもとの方に遷座されたと伝えられています。

  山型は尖頭円錐形で山貌の秀麗なことは霧島火山群中第一です。山壁に草木はなく,赤褐色の地肌が,朝日・夕日を受けて,1日7色に変化する美しさは抜群です。斜面は急で,火山礫と軽石が固まっています。天孫降臨の神話で名高い山頂に「天の逆鉾」が建てられています。この逆鉾については諸説があって明らかではありません。

御 鉢 (標高1408m)
 旧名火常峰,火口のようすが飯びつのようなかっこうをしているので御鉢と呼びはじめたといわれます。山は美しい円錐状をなし,高千穂峰の寄生火山です。御鉢には,円錐丘外側の急斜面をまっすぐ登ります。

  中腹以上は草木がなく,赤褐色の火山礫と軽石とが硬く固まっています。頂上には直径約500m,深さ100mに及ぶ大噴火口があり,いまもかすかに白いガスが立ち昇るのが見られます。内壁は整然と溶岩の層が見られ,成層火山であることがわかります。

  古くから新燃岳と交互に噴火活動した歴史があり,最近では,大正3年(1914)1月にかなり激しい爆発がありました。火口の底には水をたたえ,これが太陽の光を反射して五色に輝く様は壮観です。高千穂にのぼるにはこの火口壁上をたどって行きます。幅2〜3mの左右切り立った絶壁で,俗に「馬の背越え」と呼ばれる難所で,風の強い日は登れないこともあります。