高千穂峰・御 鉢
中岳
新燃岳
獅子戸岳
韓国岳
大浪池
夷守岳
硫黄山
烏帽子岳
中 岳 (標高1345m)
御鉢の北西につりがね状をなしている山です。高千穂河原から西へ登ります。頂上には浅い火口があり,傾斜はゆるやかで,ミヤマキリシマの咲く時期は登山客でにぎわいます。
新燃岳 (標高1420.8m)
中岳の北西に位置し,ホマーテ型火山です(山の底面積に比べて高さが低い山のこと)。頂上には,ほぼ円形の火口(直径750m,深さ180m)を有し,紺青のとても美しい水面は,直径150m,深さ30mの火口湖となります。
山頂南側に溶岩の突出があり,遠くからラクダの背のこぶのように見えます。中岳と同じくミヤマキリシマの群生地で登山者も多い山です。昭和34年(1959)2月17日,北西部外壁から噴火し,現在でもわずかにガス状の噴煙が見られます。この火山も中岳と同じく,霧島火山群では新しい火山といわれています。
獅子戸岳 (標高1428.4m)
新燃岳と韓国岳の中間に位置し,灌木が一面に生い茂っています。
韓国岳 (標高1700.3m)
霧島火山群中の最高峰です。えびの丘と白鳥山と大浪火山のすそ野の寄り合った位置にそびえています。地質学上旧霧島溶岩に属し,霧島火山群中もっとも古い山です。
植物の分布はふもとの方から,高木の森林帯・灌木帯・草木帯となり,頂上に近づくにつれて,火山礫が露出しています。
頂上は直径900mのほぼ円型の火口があり,内壁は断崖絶壁で西側が爆裂火口のため破壊されています。韓国岳からの展望はすばらしく,特に新燃岳を前景に御鉢・高千穂を望む景観は,よく写真に写されています。
韓国とは「韓国の見岳」の略称といわれ,「皇孫がはるかに韓国を望見せられた」という神話説もあります。
登山者も多く,ミヤマキリシマ・ヒカゲノカズラ・イワカガミなどの植物が見られます。西北に下ったところに,えびの高原があります。
大浪池 (標高1411.9m)
韓国岳の南西に位置し,その東のふもとが霧島町と牧園町の境になっています。頂上にある直径約1kmの火口湖は紺青の水をたたえた大浪池を形成しています。山の斜面はなだらかで,霧島−えびの高原スカイラインが7合目まで開通しているで,容易に登山できます。
標高1412mの山頂から約200mの火口底に,周囲4km,水深12mの火口湖となっています。うっそうとした森林は,芽吹きの新緑から,緑したたる夏,湖面に映える秋の紅葉,厳しい枯れ木立の景観,四季折々にその美しさをかもし出しています。特に夏は湖面からしみわたる冷気,鳥禽のさえずりなど暑さを忘れさせる別世界です。昔からこの池には神竜が棲むといわれ,お浪という娘の投身が蛇身になったという伝説があります。